どうも、発達障害グレーゾーン・境界知能の小学生長女をもつハハ、イチニノです。長女が軽度側湾症と診断され、装具治療をすることになりました。今回はその為の第一段階、コルセットの仮合わせに行ってきましたのでその様子になります。ではどうぞ。
今までの振り返り
小学校の検診で側湾症の疑いという通知を持って帰ってきたのがコトの始まりになります。最初は近所の整形外科にかかり、ごく僅か(5度未満)の側湾が見られるとのことで、経過観察となりました。その際はもしかしたらただ姿勢が悪いというだけかもしれないというお話でしたが、あれよあれよというまに側湾症は進行し、専門医がおられるJCHO東京新宿メディカルセンターにかかることとなります。初診から約半年、歪みは15度へと進行しており、まだまだ初期の側湾症という診断でしたが、早期治療で効果が高く得られることもあり、コルセットによる装具治療を開始することになりました。詳しくは▶︎こちら(側湾症①)と▶︎こちら(側湾症②)を見て下さい。
2度目の来院
そしてJCHO東京新宿メディカルセンター2回目の通院です。来院のチェックインを済ますと、早速コルセットの仮合わせが始まりました。(ちなみに余談ですが、JCHO東京新宿メディカルセンターは通院者や入院面会の際は駐車場利用が3時間無料で使えるのでとてもありがたいです。)
コルセットの仮合わせ
技師さんがコルセットを持って、早速装着です。コルセットは骨盤から上を部分に作られていて、必要のない部分は空白になっています。作りはかなり硬そうで痛くないのか心配になりましたが、意外にも長女は平気そうです。まだ仮段階なので、技師さんも骨の位置を確認しながら装置本体のおおよその位置に誤りがないかを確認。そして修正が必要な場所は都度わかる様にマーキングをしていきます。
ちなみにコルセット着用するとこんな感じ。


見てわかるでしょうか。現状コルセットの締め付けの具合から右肩が上がってしまっているんですよね。こうなると負荷が出てきたり、背骨が想定しない方向に曲がってしまったりとコルセットの意味がなくなってしまいます。なのでこう言ったところもチェックし、仮合わせを進めます。
レントゲン検査
ある程度、コルセット装着の確認が終わると、コルセットを着用したままレントゲンの検査に入ります。結局は人の目では判断しきれないのでレントゲン検査にてコルセット着用時の効果を確認することになります。レントゲン検査はもう慣れたもので、呼ばれてから1分ぐらいで、「終わりましたよ〜」と帰ってくる長女です。
コルセットの効果は絶大
レントゲン写真を確認しなが担当医との診察が始まります。まずはコルセット着用の効果から。レントゲン写真を見てみるとコルセットを着用するだけでかなり歪みが改善されており、びっくりしました。なんなら、歪みが出ていた左カーブはなくなり、逆に直線だった部分に少し右カーブの影響がでているかな?といった感じ。コルセット恐るべしです。
そして改良点です。コルセットの効果が出ているもののこのままでは逆に曲がり始める可能性がある為ここは修正していきます。また画像にもあった通り、起立すると肩の位置が右肩上りになり、ずれが生じているので、こちらもコルセット本体の高さを調整して左右の平行が取れる様改良していきいます。さらに初めてのコルセット着用から15分〜20分ほど経っていたかと思うのですが、コルセットによる締め付けや骨盤等、骨の当たりで最初は感じていなかった痛みが生じ始めていた様で、そちらも長女に丁寧にヒアリングしながらどこに余裕を持たせるかなど修正していってもらいます。
早期発見、早期治療の有効性
一通り、コルセットの効果と改良点を洗い出したのち、再度技師さんと最終調整になります。先ほどの診察で出た課題、プラスアルファでコルセット着用の不快感がないかなど本当に事細かくケアしてくださります。またその最中、技師さんからお話いただいたのは早期発見、早期治療の有効性についてです。長女の場合はまだカーブが20度未満と軽度側湾に当てはまるのですが、この時点で見つかり治療を開始できるのは稀なんだとか。確かに長女の場合は痛みもなく、最初のレントゲン検査では姿勢が悪いだけかもと言われていた程度なので。よく小学校の検査で見つけていただけたなと思います。コルセットの効果でもわかった通り、子供の骨は本当に柔らかくすぐ効果が得られる反面、逆にすぐ悪化し進行するとも言えるのだそう。そんな成長期に適切な治療や予防をしておくことで予後はかなり良好になるのだそうです。今後生理が始まるなど成長期・思春期真っ只中の長女。側湾症は成長期に進行が進むとされているので経過を心配していたのですが、今のうちから始められているということで、症状は軽度で済む可能性が高いと教えていただき少し安心しました。
診察終了とコルセットのお値段
その後コルセットのベルトの色を決めたりとしていた長女ですが、無事診察は終了です。初めてのコルセットの感想を聞いてみると「気持ちよかった〜」と意外な返答がw支えられてる感覚が良かったのでしょうか。取り急ぎは抵抗感なく着用を開始できそうで安心しました。そして次回、完成品のコルセットを購入です。ちなみにお値段は10万とちょと。お高いー。とはいえ健康保険先と市区町村に正しく請求処理すれば、返金があります(都内の場合は全額返金となるそう)。本当にこう言ったところの補償はありがたい。
コルセット治療のスケジュール
今後コルセットが完成すると、早速装具治療が開始されます。そしてその後のスケジュールとしてはまず開始から1ヶ月後、その後は3ヶ月毎にコルセット有り無しでレントゲンを撮影し、コルセットの効果と経過を見ていきます。その際、都度コルセットの修正や改良も加えながら治療が続けられます。コルセットについては成長の速度にもよりますが、小学生ではおおよそ1年〜1年半ごとに買い替えが必要となるのではないかとのこと。結構通院する必要がありそうです。
ということで
今回は小学生長女の側湾症の装具治療、コルセットの仮合わせについてレビューしてきましたがいかがだったでしょうか。とにかく本人が抵抗感なくコルセットを着用してくれたことが本当にありがたく、とはいえなかなか大層な装置なので、夏場は暑さケアも必要になってくるだろうし、実際治療が開始したら何が起こるかわかりませんけどね。ただ技師さんとのお話にもありましたが、この段階で治療や予防ができることについては本当に運がよかったと思います。色々な課題を背負う長女、本当に偉いぞ!!
ではまた次回コルセット完成に続きます。ではでは。
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