どうも、イチニノです。今回は小学校の特別支援学級の検討について書きたいと思います。この問題、担任の先生より薦められた経緯が2度もあり、いまだに答えを出せずに考えさせられる問題です。様々な考え方や事例がある中の一つとして見て頂ければ嬉しいです。ではどうぞ。
現状の在籍状況
小学校に通う長女の在籍は通常学級になります。そして通常級に席を置きながら、入学当初より【特別支援教室】に週に1日2時間、それに加え今学期(R5年2学期時点)から【取出し】の授業を週に1日1時間うけています。
特別支援教室
発達面や情緒面などで課題を持っている子供たちを対象に、各々の特性に合った指導や教育を受けることができる場。教育委員会へ申込の後、面談等を通して必要と認められれば利用が可能。
取出し
苦手分野に関して先生と1対1もしくは少人数で指導を受けられる場。学校独自で行なっている支援で、担任の先生と相談の上、利用可能。
特別支援学級とは
これまでに2度担任の先生より薦められている特別支援学級。受け入れの幅も広く、発達障害を含む様々な障害を持った子供一人一人に寄り添った教育指導をしてもらえます。簡単に概要です。

特別支援学級
小・中学校に設置されている障害のある児童生徒を対象にした少人数の学級。自立活動や学習、生活の困難を克服するために設置され、児童生徒一人一人のニーズに応じた特別な指導を行う場。
対象障害種:知的障害者、肢体不自由者、病弱者及び身体虚弱者、弱視者、難聴者、言語障害者、自閉症者・情緒障害者
特別支援学級にいることのメリット・デメリット
こちらのトピックを作成していても、特別支援学級って手厚くていいやん!と思うのですが、そう簡単な問題ではありません。通常学級から抜けることによりメリット・デメリットは当然ながら発生します。
メリット
まず先生方が特別支援学級を長女に薦める理由及びメリットについて
❶長女に合ったスピードで学習を進めることができる
❷長女の『できた!』という自己肯定感が育める
❸授業内や特別支援教室、取出しを利用しても取り組めていない課題に対し、対応することができる
デメリット
逆に私たちが特別支援学級を選択していない理由及びデメリットについて
❶運動会や遠足など集団生活、活動の経験を積むことができない
❷特別支援学級を選ぶことで長女の自己肯定感が下がる事が懸念される
❸転籍の必要性が感じられず、むしろ大きな環境の変化に不安感がある
意外と極端な学級編成
このように得られるものがあれば、失うものもあります。もちろん先生がおっしゃることは理解できますし、毎日教育者の立場として見ていただいた上ですので、納得もできます。ただ子供の人生を考えた時、この変化は大きすぎるような気がしてなりません。
これらのことを考えるともう少しなだらかな学級編成はできないものかと思ってしまいます。現状でいうと、特別支援学級で学ぶには『特別支援学級在籍』が必要となり、得意な科目は通常学級で受けるなどできるものの、活動自体はほぼ切り離されてしまいます。通常学級か特別支援学級か迷い、悩む子供にとっては意外と極端な学級編成ですよね。例えば通常学級に在籍しながら、必要な時間のみ特別支援学級で学習する。現状を維持しながら少しずつ移行していく。などできないものなのでしょうか。特別支援学級に対して長女はあまりプラスの印象をもっていないこともあり、環境の変化が負荷になってしまわないか不安要素が多いなと感じます。
選択肢としての特別支援学級
初めて特別支援学級を薦められた際、その必要性はあるのか、またそこまでの状況になっていたのか、と相当メンタルがやられました。家の中で見ている長女の姿は、確かに学力的についていくことが難しいこともある一方、特に学校生活に対してマイナスな発言や行き渋りなども見られなかった為、うまくいっているものだと思っていました。でもお話しいただいた事で、今まで選択肢として全く範疇になかったものから、視野に入れなくてはいけない、むしろ検討しなければいけないのだなという認識に変わったのは事実です。それが子供の為になるなら選択肢は多く持った方がいい、可能性はできるだけ広げておくべきと少しずつ気持ちも変わってきていると今もなお思います。
ということで
色々と書いているとだいぶん長くなりそうなので、今回はここまでにします。思い返すと今でも辛い気持ちになってしまいますが、大事なのは子供がどう生きていくか。自分の感情は捨てて考えなくてはいけないですよね。
引き続き私の考えや、今後どういった方向性で進めていくかなどを次回アップしたいと思いますので良ければ見てみてください。そして同じような悩みをもつ親御さん。本当に悩みますよね。でも悩んで当たり前で、迷って当然だと私は思います。子供のことを心底考えていればきっと必然です。一緒に頑張りましょう。
ではでは
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