どうも、発達障害グレーゾーン・境界知能の小学生長女をもつハハ、イチニノです。小学校生活で最近気になっているのが女子特有のマウント。成長期真っ只中、そして思春期の突入なのでしょうか。考えてみたいと思います。ではどうぞ。
仲はいいはずなのに
少しずつ環境が変わり始めたなと思ったのは、小学校3年生の頃です。保育園から交流のあるお友達から小突かれたり、強くあたられたりといったことが始まりだったと思います。仲が悪いわけではなく、2人きりで楽しく遊んでいる様子も見られ、仲は良さそうなのですが、時々そういったことが起こるようになり、長女から先生や親に相談をすることが増えました。
発達障害のせい?
ひとつ考慮しなくてはいけないのは長女は発達障害グレーゾーン・境界知能であり、やはりいわゆる普通ではないということ。お友達関係を通しても(長女本人としては意図的ではないものの)自分本位になってしまったり、話している内容が不明瞭だったり、お友達の性格によってはそういったことにイライラしたりすることもあるのだと思います。
どのような状況で起こるのか
しかし、理由があって何かされるのではなく(いじめとはいかなくとも)長女にだけ強く反対したり、否定したり、遮ったり、また行動が許されなかったりがあるもの事実です。
例えば
・学校でのグループ学習時に「発表の仕方や時間など作戦を立てよう!」と長女が提案、進行するも「必要ない!」と言い切られる。
・一緒に遊んでいる際に、長女から会話を広げるような話がはじはじまると、「そう。」と言い切られ、すぐに別の話を展開される。
・長女がミスをした際、「どうしてできないの!」と怒鳴られ、泣くと「なんで泣くの!」とさらに怒鳴られた。
などなど。元は優しいお友達なので他の子の場合はこういった対応にはならないものの、長女の場合は許容できず否定されることが多い状態です。
マウントを取られる対象になりやすい
しかし長女はそういった出来事があったとしても、自信のなさからか、強く言い返したり、し返しをしたりということは全くありません。(泣いてしまうことはあるようですが、、、)そしてある程度凹んだ後は変わらず仲良く過ごすことができます。
つまり性格的にも、発達の特性的にもマウントを取ったり強く当たったり、言葉は悪いのかもしれませんが感情をぶつけるのに都合のいい相手として認識されているのかもしれないです。


親との関係性の変化
そもそもなぜこの年齢になると女子の間ではこういった出来事が起こり始めるのか。
そこには親との関係性の変化が一つ要因としてあるのではないかと私は思います。
不機嫌な気分の時、それを表現・発散したいとか、誰かにぶつけたいということは誰にでもあると思います。その対象が幼い年齢では概ね親に向かっているのだと思いますが、ある程度の年齢を過ぎると親との関係性も変化し、感情の向かうところも変わってくるのかなと。特に女の子は成長も早いので、良くも悪くも親の前で取り繕ったり、上手く立ち振る舞う方が円滑に進むというのも理解し始めているのではないでしょうか。
しょうがない出来事
これらの出来事、私はある程度しょうがないと思っています。
もちろん長女が強く当たられたり、マウントを取られたりと、そういった対象になることは親としては辛いです。先生や本人から聞く内容はやはり理不尽なものも多いですし、なんで長女がこんな目に遭わなくてはいけないのかと怒りの感情も湧きます。でもそういった経験は誰しもが経験し、乗り越えなくてはいけない、とも思うのです。
子供に伝えていること
そんな時に私が長女に伝えていることは、
『あなたが「やる側=傷つける側」でなくてよかった』ということです。例にも挙げた通り、割とこういったマウント系の出来事は長女が思うプラスの行動で起こることもあり、そういった面では自信を無くしてほしくないし、決して間違った行動をしているわけではないので注意すべきことも少ないです。ただ人には色んな感情や機嫌があり、そうやってしまうことがあることを伝え、そういった感情のコントロールを自然とできている長女自身を褒める様にしています。
関わり方を選ぶ
そして、もしもそういった出来事があった場合、どういった対応ができるかよく話し合うようにしています。本人ももう回数を重ねているせいか、「〇〇ちゃんも嫌なことがあったのかな?」とか「イライラしてるんじゃない?」と家に帰ってきた頃には冷静になっており、かなり悲しみの感情の処理が上手くなっているなと感じています。本当に感心です。とはいえ一時的に傷ついてはいますし、あまりにも頻度が高まると心配になるので、そういった時にはお友達との関わりについてよく考える様伝えています。例えばお友達関係とその距離感について、また自分の気持ちを伝えることや、ヘルプの出し方について、先々の見立てや予想が苦手な長女でもあるので、ある程度どの様な選択肢があるか、メリット・デメリットを挙げながらを話すようにしています。
ということで
今の所、本格的ないじめにつながる様なマウントでも当たりの強さでもないとはいえ、小学校、中学校、高校と女子のお友達関係は複雑化する可能性もあり、心配なところです。ただ今のうちからそういった出来事を経験し、対処する方法や、免疫ができていくことは、今後生きていく糧になるのではないかとも思います。(もちろんそんな経験なく生きていけるのが一番なのですが)人間関係をゼロにして生きていくことはできないし、嫌な思いはするかもしれませんが、今後出会うであろう本当の友達が長い人生の支えになったりしますしね。家庭でできることは少ないですが、見守っていきたいところです。
ではでは


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